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役立つアート辞典ART

ここではアートに関するちょっとしたことを皆様にご提供していこうと思います。
アートという言葉を聞くだけで身構えてしまわれる方もおられるかもしれませんが、気楽な気持ちで読んでみて下さいね。

全10回
(一番下から好きな回をお選びになってお入り下さい。)

第2回 版画の見方

第2回・版画の見方
最近はいろいろな所で版画が手軽に買えるようになってきました。
皆さんもデパートの催事場などで見かけたことはありませんか?
私の好きな画家の1人の「トレンツ・リャド」の作品もよくそういった場面で見かけ、一枚欲しいな、とついつい思ってしまいます。
今回はそんな版画について説明をしたいと思います。
もし購入されることがありましたら、これを一度思い出してみてください。
版画の種類
版画の技法には大きく分けて、凸版、凹版、平版、孔版の4つがあります。

 凸版・・・絵となる部分を残して他を削り取る手法
 凹版・・・絵となる部分のみを彫る技法
 平版・・・版の表面は平らなまま油性の強いクレヨンなどで描き
      科学的な処理によって絵の部分のみにインクが
      のるようにして転写したもの
 孔版・・・絹などの版の孔からインクを通して刷りとる手法
木版画
(凸版)
浮世絵など、日本で伝統的に用いられてきた技法です。
日本では従来から縦に木を切った板木目版が主流ですが西洋では一般に木を輪切りにした木口木版を用いています。
エングレービング
(凹版)
ビュランというダイアモンド状の刃がついた彫刻刀で、直接銅版に彫り付けていく技法です。
くっきりと鮮やかな線が特徴です。
エッチング
(凹版)
銅版や亜鉛版の表面に耐酸性のニスを塗り、その上を鉄筆で刻描し、露出した金属面を腐食液に浸して線を作っていく技法です。
直接版に刻描する方法よりも自由に線をかけます。
ドライポイント
(凹版)
鋼鉄の針やダイヤモンド針で銅版に直接刻描する技法です。
刻描によって線の横にまくれができますがこれをそのままにしておくのがドライポイントの特徴です。
このために線が不規則な太さになり、独特の雰囲気をかもしだします。
メゾチント
(凹版)
銅版の表面全体に、櫛歯状の彫刻刀で、横、縦、斜めの無数の線をひいてビロードのような黒いバックを作り、その上をスクレーパーという道具で削っていく技法です。
削り方によって明暗のトーンを微妙に出すことができます。
アクアチント
(凹版)
銅版、亜鉛版上に松やにや砂糖の粉末を散布し、熱でこれを溶かして版上に付着させたあと、腐食液につけてざらざらした砂目の版画を作ります。
この技法はエッチングなどと併用することが多く、明暗の調子を出すのに使われます。
リトグラフ
(平版)
石版、ジンク版、アルミ版、転写紙の上に油性の強い墨、鉛筆、チョーク、クレヨンで作画して、その上に滑石粉末と硝酸を加えたアラビアゴム液を塗り、作画した部分にだけインクがのるようにする技法です。
シルクスクリーン
(孔版)
木枠に張った絹、またはナイロンの上に、画像を切り抜いたフィルムを張りつけたり、感光液を塗布して写真を投影したりして版の孔を通して、インクを下に押し出す手法です。
この技法だけが唯一画面が反転しません。
色の境界線がはっきりしていて均質に仕上がります。


版画のサイン
額に入れて飾る版画のよさとしては、番号とサインのあることが条件です。
作家のサインは、たいてい版画の右下にあり、番号は左下にかかれています。
版画の中には10枚セットの版画の本というのがありますが、こういったものは本の最初だけサインや番号があって中の版画にはない場合があります。
時々ばらばらにしてそれを売ってしまう方があるのですが、1点1点サインをした場合よりも価値がなくなってしまいます。
番号の意味
版画には普通左下に何分の何、という数字が書いてあります。
これは刷った順番を表す数字です。
100分の1でしたら百枚刷ったうちの一枚目という意味です。
昔は100分の100のほうが100分の1よりも刷り方が悪いとされていましたが、最近は技術が進んで300枚くらいでも同じ程度に刷れるようになってきました。
とくにリトグラフなどはそれが可能です。
左下に番号ではなく、EAと書いてあるものがあります。
これは作家の試し刷りという意味です。
HCというものもありますが、これは非売品という意味です。
作家が自分の保存用に試し刷りをしたものです。
EA・HCとも数が少ないから貴重品ということはありません。
エスタンプとは?
日本画ではもともと本画があって、それを縮小して版画を刷って、先生が目を通して色などをチェックして、これならいいだろう、と判を押し販売されているものが「エスタンプ」です。
作家の許可を得た高級複製画ということです。
値段も本画の値段からつけるので、版画家の版画よりも高いエスタンプもあります。
高級ではあっても複製画ですので将来エスタンプのほうが値が下がる場合があります。
版画の値段の違い
版画専門の版画家の版画と、洋画家の版画では値段が違います。
専門の版画家の版画は、版画家のランクによって値段が決まりますが、洋画家の版画の場合は、その人の洋画の絵の市場での値段から判断して決まります。
だから版画家の版画のほうがテクニックはいいけど、ずいぶんお買い得になっているわけです。

第一回 色の不思議
第二回 版画の見方
第三回 絵画の飾り方
第四回 画材について
第五回 画材について2
第六回 色鉛筆
第七回 色鉛筆2
第八回 基本の色
第九回 配色の心得
第十回 油彩の基礎知識


いかがでしたか?
第3回をお楽しみに♪




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